【議会報告】2017.11.21 民生保健委員会

議会報告

住吉市民病院用地への民間病院誘致について理事者より報告があり、各会派が質疑を行いました。
本件に関する二転三転ぶりは利用者の不安を膨らませ、市政の停滞を招いています。
自民からは、床田正勝委員(東淀川区)、前田和彦委員(北区)から質疑をし、吉村市長に対してもこの間の経過や現状確認、今後の方向性などについて問いただしました。

①民間病院の公募(失敗)について
・選定にあたっての経過
・個別交渉も含めて4度目の民間病院誘致の失敗について

②(大阪市立)弘済院を大阪市大附属病院に移管し、その上で住吉市民病院の跡地に産科・小児科と合わせて建替え新築を行う案について
・弘済院の市大附属病院移管の是非(収支状況・研究の位置づけ・特養との関係)
・市大附属病院が一時医療を担うことが可能なのか<法的な問題>
・来年4月に住吉府市母子医療センターを開院するにあたり、厚労省との頂戴などが間に合うのか<期間の課題>

部局の役人は11月13日の市長の記者会見で②の案を初めて知ったような状況であり、まだまだ整理すべき課題・問題はある状況に対して、市長は、確定したかのような口ぶりの答弁を繰り返しておられます。ところが、①の民間病院の公募についても、「民間公募は諦める」⇒「民間再公募をする」⇒「民間公募失敗」となっており、来年3月末の住吉市民病院の廃院に向けての時間だけが刻々と過ぎていってしまっている様に感じます。
新たな公的病院の方向性が明確になるのであれば、住吉市民病院の再延長(そのままの延長でないにしても、機能を継続させる延長)についても考えていかねばなりません。

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