【TV討論】2020.01.09 『報道ランナー』出演を受けて

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【1月9日『報道ランナー』を受けて】
1月9日に関西テレビ『報道ランナー』において「どこよりも早い! “大阪都構想”討論会」と銘打たれた討論会が開催され、北野妙子幹事長が出演させて頂きました。
ご視聴頂いた皆様に感謝申し上げます。
また、番組を通じて頂いたご意見についても真摯に受け止め、今後の対応へとつなげていきたいと考えております。(写真① 収録現場のキャスターとパネラー写真)
番組内で、関西テレビ側より(写真②)のようなフリップが提示されました。
1、職員増加で人件費増?
2、大規模事業の負担?
3、高齢化、人口減などで福祉費用増?
これらの要素について、自民党や共産党は財政シミュレーションに盛込まれていないのではないかとの主張があるというフリをキャスターがして、一定の討論がありました。
北野幹事長からも社会保障費の増大1900億円などが反映されていない旨を重ねて主張させて頂いたところであります。
それに対して、松井市長から番組終了後に(写真③)のようなTwitterでの発信が見られました。
松井市長は「デマ」という表現を使っておりますが、自民党の主張は法定協議会でも示させて頂いており、「デマ」などではありません。
【特別区素案の問題点及び修正提案について】P21・22

寧ろ、法定協議会で指摘をしているにも関わらず、それに対する議論を行っていないことが問題であり、提案を無視した形での法定協議会の運営の問題があるからこそ、松井市長のような事実誤認が生じてしまうのです。
また、番組内においても、法定協議会においても自民党と共産党との主張は全く同一ではなく、横並びにして「デマ」と仰っていることに対しても、誤った認識を誘導しようとする悪意を感じるものであると指摘しておきます。

詳細事実について述べさせて頂きます。
(1)の人件費増について、確かに財政シミュレーションでは一定「組織体制影響額」ということで反映されておりますが、大阪市の行政需要の実態を踏まえない机上の数値としての330人増のみを踏まえた財シミュになっており、特別区の財政運営を判断する上では不十分です。番組で触れていた通り、更なる人件費増が見込まれるにも関わらず、その数値は財シミュに反映されていません。
(2)大規模事業の負担についても、昨今報道があるように万博(あるいはIRも含めて)の事業費増も確実視されているものの、それらは勘案されておりません。また、新大学(森之宮キャンパス)などの事業費も財シミュには含まれていないのです。
(3)北野幹事長が言及した社会保障経費の増大1900億円というのは、平成31年2月の「市の粗い試算」の数字でありますが、財シミュは平成30年2月時点の古い数値で算定されております。

以上のことから、松井市長の発信こそが「デマツイート」であり、法定協議会のスケジュールありきでの雑な協議実態を指し示すものであります。

今後も自民市議団では、特別区重視(住民第一)の視点に立ち、住民生活に関わる重大な変化に対して、正しくお伝えていくことに努めて参ります。

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